• 検索結果がありません。

通期報告 | IR情報 | 乳幼児玩具メーカー・ピープル

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2018

シェア "通期報告 | IR情報 | 乳幼児玩具メーカー・ピープル"

Copied!
19
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)
(2)
(3)

○添付資料の目次

1.経営成績等の概況 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2 (1)当期の経営成績の概況 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2  ①当期の経営成績 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2  ②当期の財政状態の概況 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 6  ③当期のキャッシュ・フローの概況 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 6 (2)今後の見通し ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 7 (3)利益配分に関する基本方針及び当期の配当 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 8 (4)事業等のリスク ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 9 2.企業集団の状況 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・10

3.経営方針 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・10

(1)会社の経営の基本方針 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・10 (2)目標とする経営指標 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・10 (3)中長期的な会社の経営戦略 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・10 (4)会社の対処すべき課題 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・10 4.会計基準の選択に関する基本的な考え方 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・10 5.連結財務諸表 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・11 (1)連結貸借対照表 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・11 (2)連結損益計算書及び連結包括利益計算書 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・13 (3)連結株主資本等変動計算書 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・15 (4)連結キャッシュ・フロー計算書 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・16 (5)連結財務諸表に関する注記事項 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・17    (継続企業の前提に関する注記) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・17    (セグメント情報) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・17    (1株当たり情報) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・17    (重要な後発事象) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・17

6.その他 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・17

(役員の異動) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・17

(4)

1. 経営成績等の概況 (1)当期の経営成績の概況

①当期の経営成績

 1)当期の業績全般の概況

金額(当連結会計年度) (参考)個別業績 前期比

売上高 4,263,467千円 9.7%減

営業利益 507,871千円 5.2%減

経常利益 494,125千円 9.3%減

296,977千円 19.5%減

1株当たり当期純利益 67.89円

1株当たり純資産 472.67円

15 16 18 19 19 20 20 20 21 21 21 22 22 23 23 23 23 23 親会社株主に帰属する

当期純利益〔当期純利益〕

70.19円 471.96円 4,265,002千円 475,920千円 462,174千円 307,023千円

*当連結会計年度より連結財務諸表を作成しており、連結会計では前年比較分析は原則行いませんが、参考として個 別業績の財務諸表にて前期比をお示ししております。

当連結会計年度の日本経済は企業収益や雇用環境の改善等、穏やかな回復基調となったものの、消費者の 節約志向は根強く、食品、日用品等を中心に値下げする事で消費が上向く傾向も頻繁にみられました。

当社グループの玩具部門においても、当期に入り前年までに値上げした定番品は回転鈍化が加速し、又、 自転車では節約消費の上に例年より更に長雨、猛暑、寒波等の天候不順も購入に影響しました。

こうした環境下の国内販売では、各部門固有の要因も加わり前年に比べ減収し、好調を維持した海外販売 を含めた当連結会計年度の総売上高は42億65百万円となりました。

玩具部門では、高付加価値のお米シリーズ等の既製品はネット販売の売価競争による値崩れを起こしなが ら著しく販売数を伸ばす一方、新製品では節約志向に左右されずに強い購買力を引き出す商品もあり、カテ ゴリーによっては売価によらず底堅く売り支えしました。しかし夏以降に登場した競合人形により下半期で は当社品の店舗棚のシェアが縮小し、玩具部門売上の下振れ要因となりました。(*3)「当期商品の評価及 び販売の状況」P4ご参照)

自転車部門では市場全体の落ち込みに加え、幼児車が前年から当期にわたり普及拡大した“バランスバイ ク”の台頭により購入台数が減り、前年好調であった当社の同部門売上にも影響しました。(*3)「当期商 品の評価及び販売の状況」P4ご参照)

海外販売では「Magna-Tiles(マグナタイルズ)」の米国販売が安定的に好調を維持しました。又、海外 事業としての米国販売子会社では、初年度の見通しから当社の業績に与える影響は軽微であり、非連結子会 社としておりましたが、上述当社業績の変動と共に当該子会社の損益等の重要性が増した為、平成30年1月 期を以て連結子会社にする事となりました。

国内販売の原価では輸入仕入れレートが安定した為、原価率は平常化し、子会社連結の経費を含めて当連 結会計年度の営業利益は4億76百万円となりました。上述国内販売の減収を受けましたが、営業利益率は売

上比11.2%と健全構造を維持しております。経常利益では4億62百万円、親会社株主に帰属する当期純利益

は3億7百万円となり、1株当たりの当期純利益は70円19銭となりました。

(5)

2)当期の経営課題と進捗状況

a.国内販売の玩具・自転車既存シェア奪回による構造改善

概況 でご報告の通り自転車部門 では好調であった前期までの販売状況から一転、当期中の事業 計 画の大幅下方修正を余儀なくされました。玩具部門においては安定需要を持つ人形市場を狙い競合 各社が定期的に参入する事は初めての事ではありませんが、当期は玩具部門売上の大幅な下振れの 主要因となりました。当該経営課題に関しては次期課題として踏襲してまいります。

b.違いのある高付加価値商品の開発

既存の“ピタゴラスシリーズ”等では小学生の学習商材に発展させる等で成功してきましたよう に、当連結会計年度では“ピタゴラスシリーズ”で試されたことのないキューブタイプとプレート タイ プを混 合セッ トに して 「1歳 の知育 ピタ ゴラス 」とし て発売 し、 磁石 付き構 成玩具 を買 わな かった新規購入者の動員に成功しています。その他、「当期商品の評価及び販売の状況」(P4)で 各種ご報告しております。

c.新規事業の柱を構築

「当期商品の評価及び販売状況」の新規カテゴリーのご報告をご参照下さい。 d海外市場への拡販

「当期商品の評価及び販売状況」(P4)で「Magna-Tiles」他米国子会社の活動やPeopleブランド の販売状況をご報告しております。

(6)

3)当期商品の評価及び販売の状況

(カテゴリー別売上高(個別)の前期対比)(参考) (単位:千円)

乳児・知育玩具 1,420,289 1,408,604 99.2 女児玩具 872,605 629,380 72.1 遊具・乗り物 806,861 517,586 64.1 その他(新規、海外販売等) 1,622,821 1,707,896 105.2

合計 4,722,577 4,263,467 90.3

注)上記表の数値は、前期当期ともに個別業績の売上高を記載しております。 <乳児・知育玩具>

<女児玩具>

<遊具・乗り物>

<新規カテゴリー>

<海外販売>

至平成29年1月20日) 至平成30年1月20日) (%) 平成29年1月期 平成30年1月期

(自平成28年1月21日 (自平成29年1月21日 前年同期比

人形シリーズでは、安定人形市場に大型予算を投じ た強力キャラクターの新競合人形の影響 を受け、当社の店頭 シェアを取られる打撃を受け、次期42期に向け店頭フェイスをひとつひとつ取り戻す計画が必達となりました。 女児 ホビ ー で は毛 糸でか わい いポ ンポ ン を 簡単 に作 れる 「 きら きらモ フ リーナ」(税 別3,480円) を発 売しま し た が、 同業 他社か ら類 似商品 が3品 登 場 して シェア を分け 合いま し た。暮れ のTVCMによ って 店 頭 も当 社在庫も 完売 には持ち込めましたが販売数は限定的となりました。

特定の 量販 店の独占販売 で発売した「頭 と体 の知育 ボールコースター 」(オー プン 価格)は想定 を超える ブ レイクとなり、売上増につな がり、違いの 無いボールハウ ス市場にボール落としの知 育性が、全く新しい消費 者を動員する事に成功しまし た。

値上げした既存品が当期に入りさらに回転鈍化する商品も多く、売上が下振れた一方、節約志向に左右されな い新製品、ピタゴラスシリーズの「1歳の知育ピタ ゴラス」(税 別3,980円)等で新規購入者を増やし、リニュー アル発売品「ひらめきのプレート」(税別12,000円)等 も「1歳の知育ピタゴラス」のキャンペーンと連動し、 高額でありながら前年より1割以上の動員数を増やしました。又、当社では初の東京電機大学との産学連携プロ ジェクトで開発した新しいブロック、暗闇で動く!光る!「ルミノイド」ファーストセット(税別3,000円)アイ ディアセット(税別5,000円)の内、アイディアセットに寄りながら次期につながるヒット商品となりました。

知育の超ロングセラーの定番「やりたい放題Big版」は、当社品のデザインを真似た市場に対し、新たなブック タイプ「やりたい放題スマート本」(税別4,800円)を発売し、2品で3割以上 の購入者数を増やしました。

乳幼児玩具ではキャラクターSuzy’sZooの「に ぎにぎ五感キューブ」(税 別3,980円)が“密着安心キチント イ シリーズ”として大手量販店から注目評価されるヒット商品となりました。

お米シリーズではネットの安売りに対策を打ち、下半期では異常な回転にはブレーキがかかりましたが、9月に 発売した「お米の歯固めネッ クレス」2種(税別各1,500円)は、おしゃれなママジ ュエリーを兼ねたおもちゃ で、 赤ちゃんの歯がため遊びとな ります。お米シリーズはギ フトが中心で したが、お母さんが即決で 自家買いする 新 しい購入行動を引き出しまし た。

前期の期末近い11月に 発売した幼児 用座椅子「テディハグ」(オープン価格)は発売当時は売り場が無 くネッ トだけの話 題と購入 に限 られていまし たが、月を追 うごとに人気が 加熱し、5月以 降大手 販売店に次々 と売り場 が作られ当期売上増に貢献しました。育児用品の乳児用家具のような商材です が、業種の異なる玩具店に も商材 価値が認められ、消費者だけでなく育児・玩具両流通にも話題に上るようにな り、次期に向け積極的な普 及戦略 を準備し ています。

「Magna-Tiles(マグナタイルズ)」販売数 は類似コピー品の台頭の中でも新製品の増量セット等が好調に回転し、 前年 販売数 を越えて 安定的に 推移 しました 。米 国子会社 販売 では 初年度計 画のPeopleブラ ンドアウェア ネス を上 げる 努力 をして おり ます。当 期で は米国 各地 の見 本市出展 によ る販売店 への 拡販活 動をし た他 、購入ターゲッ ト の母親への認知促進も実験的なプロモーションを行い「Magic Reflection Ball」($8.99)はBrain Builders(ブ レイ ンビルダーズ)シリ ーズでじわりと他の商品より回転を上げ始めています。連結子会社となった事を良い 機会 ととらえ、次期では積極展開年度というスタンスで取り組んで参ります

(7)

(当期発売商品)

商品カテゴリー名

標準小売価格

(消費税別)

乳児・知育玩具 「アクティブ知育ローラー」 7,300

「アクティブ知育ダンベル」 2,480

ピタゴラスシリーズ「ピタゴラス問題集」 1,480

 同シリーズ「ピタゴラスひらめきのプレート」 12,000

 同シリーズ「1歳の知育ピタゴラス」 3,980

「やりたい放題スマート本」 4,800

「ルミノイド ファーストセット」 3,000

「ルミノイド アイディアセット」 5,000

お米シリーズ「お米の歯がためネックレス」2種 各\1,500

「くにキャラ学習地球儀」(リニューアル) 12,980

ノンキャラベビーシリーズ「おしゃべりロボ」(リニューアル) 880

 同シリーズ「ダイナミック体操 全身サイズ」(リニューアル) 1,380

 同シリーズ「月齢別絵本」(2∼5ヶ月用4種) 各\680

うちの赤ちゃん世界一シリーズ「耳育キャノピー」 6,800

いたずら専用お財布遊び(リニューアル) 1,200

スージー・ズーのキチントイ「にぎにぎ五感キューブ」 3,980

指先の知育シリーズ「型はめの第一歩」(リニューアル) 1,480

指先の知育シリーズ「小さいもの大集合」(リニューアル) 1,200

指先の知育シリーズ「いつかはお片付け」(リニューアル) 1,480

女児玩具 人形「やわらかお肌のちいぽぽちゃんごくごくミルク&ぞうさんタオル付」(リニューアル) 4,380

人形「女の子だもんぽぽちゃんデビューセット」 5,300

人形「お化粧してあげるねぽぽちゃん」 3,980

人形「三つ編みしてあげるねぽぽちゃん」 3,980

着せかえ「お花柄デニムのジャンパースカート」 1,280

着せかえ「幼稚園セット 幼稚園小物つき」 1,680

着せかえ「リボン柄浴衣セット」(夏季限定) 1,580

着せかえ「ワッペンプリントスカート」 1,280

着せかえ「7DAYSコーデ」 1,800

着せかえ「指先の練習ボタン付きくまちゃんコート」(冬季限定) 1,580

「ぽぽちゃんデビュープレミアムセット」(冬季限定) 10,000

「ミニママのお世話セット しゃべるおしゃぶり入り」 1,980

「おしゃべりリュック」 1,980

「ぽぽちゃんクローゼット」 4,980

「おしゃべりヘアサロン ヘアアクセ6点つき」 4,280

「きらきらモフリーナ」 3,480

遊具・乗り物 「いきなり自転車」14インチ プレミアム(プレミアムレッド) オープン価格

「Peopleじてんしゃ」12インチ、14インチ 各オープン価格

「タフギア」16インチ2色 各オープン価格

「頭と体の知育ボールコースター」 オープン価格

その他 バストイ「お風呂で親子カラオケ」 3,980

商品名

(8)

②当期の財政状態の概況 1)資産負債及び純資産の概況

平成26年1月期 平成27年1月期 平成28年1月期 平成29年1月期 平成30年1月期 総資産 (千円) 2,192,133 2,462,796 2,728,204 2,764,031 2,437,162 純資産 (千円) 1,872,134 2,015,956 2,106,163 2,123,305 2,064,449 自己資本比率 85.4% 81.9% 77.2% 76.8% 84.7%

注)当連結会計年度より連結財務諸表を作成しているため、平成29年1月期以前の数値は個別業績を示しております。

2)たな卸資産の状況

平成26年1月期 平成27年1月期 平成28年1月期 平成29年1月期 平成30年1月期 評価減金額(千円) 27,594 32,900 22,072 23,165 27,358

売上比率 0.8% 0.9% 0.5% 0.5% 0.6%

注)当連結会計年度より連結財務諸表を作成しているため、平成29年1月期以前の数値は個別業績を示しております。

3)設備投資の状況

③当期のキャッシュ・フローの概況

(営業活動によるキャッシュ・フローについて)

(投資活動によるキャッシュ・フローについて)

(財務活動によるキャッシュ・フローについて)

営業活動によるキャッシュ・フローは、主に、期末直前に中国旧正月前に仕入れた仕入代金決済に伴う資金の減少や、 輸出売上の前受金の減少の一方、売上債権回収等により、3億55百万円の収入となりました。

投資活動によるキャッシュ・フローは、主に金型等固定資産の取得等により、49百万円の支出となりました。

財務活動によるキャッシュ・フローは、主に配当金支払により3億59百万円の支出となりました。

当連結会計年度末における資産合計は24億37百万円となりました。流動資産は22億61百万円で、その主な内訳は現金 及び預金15億25百万円、受取手形及び売掛金4億25百万円等です。固定資産は1億77百万円で、主な内訳は金型等の有 形固定資産39百万円、関係会社株式・保険積立金等の投資その他の資産、1億37百万円です。

負債の部では、流動負債は3億63百万円で、主な内訳は支払手形及び買掛金1億15百万円、未払法人税等1億15百万円で す。固定負債は10百万円は関係会社株式等の税効果による繰延税金負債です。

純資産合計は20億64百万円となりました。

以上の結果、当連結会計年度末における1株当たり純資産は471円96銭、自己資本比率は84.7%となりました。

一般的棚卸資産管理では売上が下がると在庫増となります。当社は売上が下がると即減産する体制となっており、 向こう3ヶ月の需要予測を毎月精密に行い過剰在庫とならない調整を行っております。しかし、毎期末では当期販 売力が伴わなかった新製品等も含め商品力の衰えそうなものを有税で償却し、健全な在庫に評価しなおし翌期に負 の資産を残さないようにしております。当期では27,358千円の評価減額を計上しましたが、売上対比では0.6%と 例年並みに留まりました。

当期の設備投資金額は、48百万円で、その内訳は次の通りとなっています。 金型・製版 47百万円 工具器具備品 1百万円

設備の除却は、金型・製版および工具器具備品について14百万円(取得価額)行っています。

(9)

(2)今後の見通し

1)次期の経営課題

2)次期第1四半期の業績予想 a.国内販売の売上増

当連結会計年度における当該経営課題は、引き続き最優先事項として踏襲してまいります。 b.違いのある高付価値商品の開発

創業来の継続課題であり、次期連結会計年度においても玩具市場をターゲットに新たな挑戦を準備しており ます。

c.新規事業の柱を構築

当連結会計年度で確実となった乳児用育児用品において、当社独自のポジションを確実にするための開発を 行います。

d.海外市場への拡販

少子化に向かう日本市場に対し海外販売は有望な市場と見ています。子会社を連結した良い機会ととらえ、 未進出の国への販売代理店の開拓にも取り組み、中期を睨みPeopleブランド商品の普及活動に積極的に取り 組みます。

又、「Magna-Tiles」においては、米国代理店と協力し合い、類似品対策目的も含めこれまでにない新製品

を投入し、更なる成長を目指します。

次期連結会計年度、第1四半期の国内販売では、玩具部門における人形シリーズの実質トレンド回復が見込みに くい事、又、海外販売では、第2四半期以降に出航が集中する上にUSドルの当期売上換算レートが前年比1割程 下回る見込みもあり、国内外の前年同期間個別業績対比で15%程下回る厳しい予想をしており、米国子会社を含 めた連結会計での総売上高は、8億98百万円、営業利益では73百万円を予想しております。

(10)

(3)利益配分に関する基本方針及び当期の配当

<基本方針>

①株主資本の蓄積について

②安定配当政策は今後も行いません。

③自己株式の買入れ消却も利益配分方法のひとつと考えます。

<利益配分について>

配当の推移

平成26年1月期 平成27年1月期 平成28年1月期 平成29年1月期 平成30年1月期

(配当額未確定)

当期純利益 (千円) 121,599 201,583 394,540 368,982 307,023

1株当たり配当額 (円) 27.00 46.00 90.00 82.00 63.00∼65.00

配当総額 (千円) 118,117 201,226 393,697 358,692 275,578∼284,326

配当性向 97.2% 99.8% 99.8% 97.2% 89.8∼92.6%

配当利回り 4.49% 5.24% 3.90% 3.95% 3.48∼3.59%

自己資本比率 85.4% 81.9% 77.2% 76.8% 84.7%

注)当連結会計年度より連結財務諸表を作成しているため、平成29年1月期以前の数値は個別業績を示しております。

(平成30年1期の期末配当について)

短期資金の調達、取引先からの信用の獲得の観点からいえば自己資本比率は、55%∼65%確保されれば充分かと考えています。現在は、当社を

取り囲む経営環境からこれを上回る過剰の留保となっております。しかし、現況の業界の流動性、不透明性から、しばらくは現状の過剰留保をお

許しいただきたく考えております。

既製品の持続性が弱く、かつ、新製品の成否が予測し難い業種であり、それゆえに「持続性」を最重視した経営に徹しています。しかし、消費

者ニーズが流動的なのは避けがたく、株式上場以来実行してきたように、決算時の業績をほぼそのまま配当政策に反映させていただく方針を今後

も継続してまいります。

配当額の具体案は配当可能な剰余金の0から100%までの範囲で次の要素を勘案の上、決定しています。

1)剰余金の額(業績とは別に自己資本比率55∼65%の維持を上場以来方針として持ち続けています。)

2)為替、有価証券の評価損益

3)適切な信用力を維持できる財務内容の確保(自己資本比率の推移)

4)資金需要の状況

5)より高い株主利益の達成が可能な投資案件の有無

利 益率 の高い投資案件が見当たらない場合、配当金、もしくは自己株式の買入れ消却によって、株主の皆様に資本をお返しするのが最も適当

と考えています。

(11)

(4)事業等のリスク

<中国・ベトナム生産リスクについて>

当社はOEM生産委託商品の7割が中国生産に依存しており、中国情勢等の影響を受けるリスクを持っていま す。中国の物価高、人件費の高騰は今後も予想され、更なる製造原価増の影響を受けるリスクを持っていま す。

又、近年一部の生産を移動したベトナムにおいても、人件費の上昇は避けられない問題としてリスクがあ ります。

<為替レートの変動リスクについて>

当社グループの生産は海外工場に委託し、その製造に掛かる費用、仕入代金の決済は主として米ドル建て としている為、市場為替レートが価格設定時のレートより円安又はドル高に進行した場合は原価高となり利 益を圧迫するリスクがあります。又、中国元の対米ドルレートの変動は仕入れ価格そのものに影響します。 米ドルの変動は輸出販売においても発生し、前期比ドル安となると売上減少に直接影響するリスクがあり ます。

<流通の集約化と販路の偏りのリスク>

当社グループでは、この数年で流通の集約化が更に進行したことに伴い、日本トイザらス株式会社と株式 会社ハピネットの2社で当社国内売上高の約7割を占める販売シェアとなり、その偏りのリスクがあります。

<貸倒にかかるリスクについて>

当社グループの国内販売では、ルールを定め与信管理を得意先別に徹底して行っており、また、常に取引 信用保険を付保するなど貸倒れによる損益への影響を最小限に留める努力をしておりますが、売上債権取引 信用保険で十分カバー出来ない取引額のケースもあるので、今後も警戒を必要とする状況が続きます。

又、当連結会計年度においては、米国トイザらスにおいて連邦破産法11条が発動された事は、世界的 ニュースとなりましたが、日本トイザらス株式会社との取引は玩具業界全社継続しており、警戒リスクが高 まっております。

(12)

2. 企業集団の状況

3. 経営方針

(1)会社の経営の基本方針

(2)目標とする経営指標

(4)会社の対処すべき課題

4. 会計基準の選択に関する基本的な考え方

当社は、2005年より株式会社バンダイナムコホールディングスの持分法適用会社となり、バンダイナムコ グループに属してはおりますが、経営につきましては独立性を保ち、指名委員会等設置会社として所有およ び監視と、事業計画立案および経営を明確に分離させた体制で事業をいたしております。

また、2016年5月10日に、米国における販売子会社として当社100%出資でPeople Toy Company, Inc.を設 立いたしましたため、当社の企業集団は、当期連結会計年度より、当社及び連結子会社(People Toy Company, Inc.)の2社で構成されております。

なお、当社グループの事業は、玩具及び自転車等乗り物類の企画・販売を事業とする単一セグメントであ るため、セグメント別の記載を省略しております。

前述の「②今後の見通し」における「1)次期の経営課題」に記載しております。 当社は、以下を経営基本方針としております。

①持続可能な株主利益の最大化を追求いたします。

②新しい商品の研究開発に経営資源(主に人材)を重点投資するベンチャー企業として、常に挑戦を志し、 参入する分野に新しい 風を吹き込むことを生き甲斐としています。

③「持続は力」を信じ、拡大を目指して売上目標の設定から入る予算及び経営計画を排し、「経営構造の バランス」を最重点に管理する経営に徹します。

2003年1月期において、高度成長期の投資尺度から過去10年で「健全性と持続性」重視へと変化してき ている事から、過去の利益成長を優先とする経営指標(自己資本比率を50%以上に保ち、ROE10%を維持する こと)を修正し、「持続性こそ力」すなわち、健全な経営構造の維持に現在は重点を置いています。

「持続性」とは何か?通常は売上が下がれば在庫増となります。当社の過去数期をご覧頂くとお分かり のように、当社は売上が下がれば即、減産。損益表の構造・バランスを保つための朝令朝改を旨とし、そ れが可能な規模の強味をもっています。

目標は売上ではなく、徹底して経営構造を維持することにこだわることが持続性の素と考えております。 また、目標とする経営指標は、営業利益の確保にあてて、

①売上営業利益率のガイドラインは10%以上を継続すること

②小さい市場でも、母親と子供のニーズに応えられる商品が創られていないなら、四苦八苦しながらでも それに応えられるよう新製品をひねり出していくこと

③そのための人材育成は従来通り手造りで新卒社員を育てていくこと 以上を、持続してまいります。

(3)中長期的な会社の経営戦略

既に縮小した玩具市場では、クリスマスの選択肢がイベントや旅行やおいしいレストランと玩具以外の 広がりを見せているのは明らかです。その時点から中長期の戦略には、将来の有能な日本人への成長の手 助けとなるのに必要な玩具を考え作っていく事、すなわち幼児玩具を必需品の角度からアイデア開発して いく事が重要な中期経営戦略の一つと考えております。

また、自転車市場では、既存のパイの中で今までにない潜在需要を掘り起こし、シェアの獲得を目指し てアイデア開発していきます。更に、中長期の経営の安定を目指し玩具・自転車に次ぐ、第3の事業の柱と なる新事業を模索して参ります。

日 本市 場 向け に開 発された 商品 で も、 きめ 細か く赤 ちゃ んの 成 長観察 と 母親 や子 供の モニタリ ング を 駆 使し 開 発さ れて きた ロ ングセ ラー に は、 世界 に訴 求で きる 強 みを 持ってい ます 。世 界の 赤 ちゃん や お子 様 に遊 ん でい ただ くこ と で、親 御様 に も喜 んで いた だけ る違 い のあ るPeopleの玩 具 を中 長期 を見 据え て世 界 に発信しして参ります。

(13)
(14)
(15)
(16)
(17)
(18)
(19)

(5)連結財務諸表に関する注記事項 (継続企業の前提に関する注記)

  該当事項はありません。

(セグメント情報)

(1株当たり情報)

当連結会計年度

項目 (自平成29年1月21日

至平成30年1月20日)

1株当たり純資産額 471.96円

1株当たり当期純利益 70.19円

(注)1.当連結会計年度の潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額については、潜在株式が存在しないため記載しておりません。

当連結会計年度

項目 (自平成29年1月21日

至平成30年1月20日)

1株当たり当期純利益金額

 親会社株主に帰属する当期純利益金額(千円) 307,023

 普通株主に帰属しない金額(千円)

- 普通株式に係る親会社株主に帰属する当期純利益金額(千円) 307,023

 普通株式の期中平均株式数(株) 4,374

-(重要な後発事象)

 該当事項はありません。

6. その他

(役員の異動)

 該当事項はありません。

  2.1株当たり当期純利益金額の算定上の基礎は、以下のとおりです。

希薄化効果を有しないため、潜在株式調整後1株当たり当期純利益 金額の算定に含めなかった潜在株式の概要

当社グループは、玩具及び自転車等乗り物類の企画・販売を事業とする単一セグメントであるため、セグメント情報の記載を 省略しております。

参照

関連したドキュメント

※短期:平成 30 年度~平成 32 年度 中期:平成 33 年度~平成 37 年度 長期:平成 38 年度以降. ②

平成 26 年度 東田端地区 平成 26 年6月~令和元年6月 平成 26 年度 昭和町地区 平成 26 年6月~令和元年6月 平成 28 年度 東十条1丁目地区 平成 29 年3月~令和4年3月

年間約5万人の子ども達が訪れる埋立処分場 見学会を、温暖化問題などについて総合的に

2011年(平成23年)4月 三遊亭 円丈に入門 2012年(平成24年)4月 前座となる 前座名「わん丈」.

3号機使用済燃料プールにおいて、平成27年10月15日にCUWF/D

本協定の有効期間は,平成 年 月 日から平成 年 月

原子力安全・保安院(以下「当院」という。)は、貴社から、平成24年2

: Local Stress in Spherical and Cylindrical Shells due to External Loadings, Welding Research Council bulletin, March 1979 revision of WRC bulletin 107/August